築60年超えビルの空き住戸をカリアゲで再生

横浜スタジアム近くに建つ1955年竣工の4階建てビル。建て替えを検討していたオーナーは新規入居者募集を公にせず、住戸の空き家化が進んでいましたが、「オーナーの改装費用負担ゼロ」で空き家運用ができるメリットに惹かれ、カリアゲを利用して活用することを決めました。

 

カリアゲしたのは全体のうち10戸で、一戸の広さは約38㎡、板間のダイニングキッチンとリビング、和室という間取りでした。傷みが激しかった内装は、天井・壁・床すべてを撤去し、設備もすべて一新。シンプルなフローリングのワンルームに生まれ変わらせました。入居者が自由にレイアウトできる可動式の収納も造作。馬車道駅や桜木町駅が徒歩圏内にある立地の良さに着目し、SOHOとしての使用も視野に入れた改装を施しました。

 

「古い建物でも、直し方次第では借りてくれる人がいることがわかりました。満室稼働を目指していきたい」とオーナー。カリアゲではこの事例のように、集合住宅を一棟丸ごとではなく、空住戸だけのカリアゲのご相談にも対応しています。

種別

リノベーション

所在地

神奈川県横浜市中区弁天通

構造規模

RC4階建

計画面積

38㎡/戸

設計

ルーヴィス

施工

ルーヴィス

施工管理

佐藤真生子 石田小絢

撮影

中村晃