不動前駅徒歩5分、築60年の空き家を改修
不動前駅徒歩5分、築60年の木造2階建て空き家を改修しました。
暗い印象のあった1階は、間仕切り壁を撤去し、仕上げ材を明るめの色で統一しました。キッチンはあえて暗めのトーンにすることでメリハリをつけています。


暗かった1階は明るい仕上げ材で統一。アルミサッシは経年による歪みで動かなくなっていたため交換しました
既存の間取りでは洗面室がなかったため、リビングと廊下の一部を使って新しく洗面室のスペースを確保しました。
リビングや廊下が狭く見えてしまう懸念があったため、入口はハイドアの引き戸にしてリビングとのつながりを作ったのと、廊下側の壁の上部をガラスにして洗面室の照明の灯りが廊下に届くようにしました。

上部壁をガラスにすることで、洗面室・廊下双方に光が漏れるつくりに
2階は大きな間取りの変更はしていませんが、居室の天井を上げることで縦方向の広がりをつくりました。
また、床はシナ合板を畳のように並べて、もともとの和室の雰囲気をさりげなく残しているのもポイントです。


2階、6帖の和室は天井を上げることで面積以上の広さを感じられるように
階段から2階廊下にかけては既存床を研磨し、塗装のみで仕上げることで経年変化の質感を活かしています。
既存の質感や雰囲気を活かしつつ、更新すべき部分と残すべき部分を検討し、現代の生活ニーズに合わせた改修を行いました。

階段や廊下は既存床を使用
種別
リノベーション
所在地
東京都品川区西五反田
構造規模
木造2階建
計画面積
70.50㎡
設計
ルーヴィス
施工
ルーヴィス
施工管理
魏媛
撮影
中村晃
築年数
1966年