1970年代の内装を残しながら現代にあわせた間取りへの変更と耐震改修

杉並区にある築50年近い木造戸建2階建。

オーナーさんは相続にてこの家を継承しましたが、
他にお住まいがあり空き家になってしまった為カリアゲを検討することに。

小さい頃からお住まいになっていた家族と過ごした思い出の家、長持ちさせたいということで

カリアゲ 工事のタイミングで東京都の助成金も使いながら耐震工事を行いました。(耐震工事はオーナー負担)

 

間取りは1階に3部屋+キッチン、2階には和室を含む部屋が3部屋と古い小さく区切られた間取りでした。

1階はキッチンに隣接する2部屋をつなげ、キッチンを含めたLDKに改修。

リビングから繋がる元応接室のような部屋は、開口を広げたガラスの引き戸によって奥まで見渡すことの出来るLDKと繋がる部屋となりました。

コロナウイルスの影響により、在宅勤務が増加したことで、フリーランスの方が住居兼事務所としても使えるようにしています。

2階の部屋は3部屋そのまま残し、夫婦2人がどちらも在宅で仕事をする場合でも十分な部屋数に。

 

キッチン、トイレ、洗面、ユニットバスのすべての設備は新しいものに交換しました。

1階リビングの内装に使用したパーケットフローリングは元々使用されていたフローリングの形を継承しました。

畳や襖、障子の張り替え、クロス、カーペットの貼り替えなど2階は古くて使用が不可なもののみを修繕し、

元の内装の良さを損なわないように調節するまでに留めています。

所在地

東京都杉並区宮前

構造規模

木造2階建

計画面積

116.49㎡

設計

ルーヴィス

施工

ルーヴィス

施工管理

佐藤真生子

撮影

中村晃